そこにあるのはツナ缶だ。

おつなとサバ夫のだらっとした日々。

秘密の小箱in冷蔵庫

昨日はですね、新しい冷蔵庫が届く来たるべき日のために、少しずつ中の確認と掃除をしておこうと思いたちまして。
魔窟とまではいかないが結構フリーダムな冷蔵庫の中をしっかり見てみたわけです。
これがまた意外と時間をくう。すぐに終わらせるのは無理だったわ。


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それでですね、一番上の棚奥から小さいタッパーが出てきたんですよ。
あらま、ずいぶん奥に追いやられちゃって。でもこれ見覚えないぞ?
一番上の棚なんて踏み台を使わないとちゃんと見えないので(私は身長157cm)、
手前にちょいっと置いてそのまま押し込まれちゃってたんでしょうかね、申し訳ない。
なんか茶色いけどなんだっけ?と開けてみたら、いなごの佃煮がみっちりつまってた。

???

存在を忘れていたぐらいだから、なぜここにあるのかもわからない。
いつ買ったのかもわからない。ゆえに食する勇気もない。
佃煮なら可食期間は結構長そうではあるが、さすがにこれは謎が多過ぎて判断がつかない。
しかたがないとはいえ、こうやって1匹2匹と勘定できちゃうぐらい明確な数の命を無駄にしてしまったことをつきつけられると、ものすごく精神ダメージくらいませんか。
忘れていた、ということと相まって、リアルでorzみたいな格好になってしまいましたよ。冷蔵庫の前で。


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サバ夫が帰宅してから問うてみたところ、このいなごたちの出処が判明。
サバ夫父からの土産だった、と。
「俺の実家で食べただろう」と言われて思い出した。
そうだ、サバ夫実家にお邪魔した時、夕食で出されたんだ。
「これ食えるか?」って出されて、「懐かしいですねー!」といただいていたら
「なんだ、つまんねえな」と言われたんでした思い出しました!!!
その物言いはなんだ。キャーキャー言わせたかったのか。きょうび小学生でもそんなことしませんよ。
箸でつついて「こんなの食べる人信じらんない」とか言い垂れたサバ夫妹、お前のメンタリティこそ信じられんわどうにかせえよ。
苦手なのはしかたない、だがその言いようはなんだ。
あの人たちと食卓囲むのこれだから嫌なんだよ。


そうでしたそうでした、不愉快な記憶だったので消去していたんですね。脳内データをサルベージしちゃいましたわ。ああもう。
でもそれがなんでうちにあるの?

「おつなさん平気で食べるんだからお兄ちゃん持って帰って」とタッパー詰めにしてサバ夫妹から持たされたそうな。
ああそうね、私が見ていない時を選んで言いそうね、やりそうね、あの人は。

でもね、それだったら、きちんと私にも言ってくれないと。もったいないでしょう。
「おつなが怒ってたみたいだから言えなかった。ごめん」しゅんとして謝るサバ夫。
そう言われちゃあね、確かに思い当たる節はある。
誰だって自分の家族を悪く言われたくないものでしょう、だからサバ夫に直接ぶつけるのもなあ、って我慢していたんだろうな私。
自分の中で折り合いつけるために無言でいたのが「俺に対して怒ってる」に見えたんだね。
直接ぶつけなくてもそう思わせちゃったのは悪かったな。
きちんと言っていないのは私も同じだった。ごめんよ。


あー、だからこっそりと一番上の段に置いてあったわけか。
謎は解けた。ミステリは好きだがこんな謎は嫌だ。


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これにより時期がかなり前だと判明し、可食期はとっくに過ぎておると判断。
ふたりで謝りながら処分した。
知らなかったとはいえ、申し訳ないことをしてしまったよ。
いなごごめんなさい。作ってくれた人たちもごめんなさい。


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置いたまま言い出せず、その結果忘れるとかリスか。リスなのかサバ夫。
そうさせちゃった私にも非があるからね、次がないようにせにゃ。

それにしてもあのタッパーどうしよう。
俗に言う借りパクってやつになっていやしないか。
それは、ちょっと、いやだな。
でも確認して藪蛇になるのもいやだ。どうしたものか。
タッパーごといただいたと解釈して、別の機会に何かお返しをすればいいかな。
しれっとね。面の皮がどんどん厚みを増していくわ!


悩み多き(しかしひとつひとつは些細)妻&嫁業務、
もっと賢く軽やかにこなしていきたいものであります。


それではまた。


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