白黒つけておるようです。（傍観）
毎週日曜の午後、サバ夫は勝負師になる。
まさに今、私の背後でバッチバチに戦っている。
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サバ夫実家にいるサバ夫父と、ネットを介して碁を打っているのですよ。
直接行って打ちゃいいものを、とお思いでしょうが新型コロナでそういうわけにもいかず。
前は行ってたんですけれどねー。そうすると帰ってこないんですよねー。
結婚記念日でもまるまる一日中放置されましたわうふふ♬しかも負けて帰ってきやがりましたわ。
妻を袖にして行くなら勝ってこいやゴルァ！
この時はちょいとお高いビール買ってきたから許した。ヨシ！
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サバ夫父は結構強い。らしい。私は門外漢なので棋力なぞわからない。
元職場の仲間と定期的に合宿までしちゃうくらいの囲碁好き。
移動中からずーっと打つんですって！合宿先でもかわりばんこで総当たり、ずーっとぱちりぱちり。
すごーく楽しそうに話をする。それを聞いているとこちらも楽しい。
そこまで好きで集中できる趣味ってすごいなあ、と素直に思える。
相手が欲しいから息子よ、お前も始めろ。ということでサバ夫も始めたのだが、勉強してきた時間の差は如何ともし難い様子。
私も教えてもらったけれどダメ出しの嵐でいまいちのりきれなんだ。脳味噌コンパクトなのですよ。
せめて2人が対戦している時に役に立てれば、と棋譜をつける係をやってもみたが不慣れなので追いつかず、
「そういうことされると集中できないからやめてくれ（意訳）」とサバ夫父からお断りされてしまった。無念。
それ以来、サバ夫実家で2人が碁盤を挟んでいる間は自分の存在を消すように努めている。
自宅でネットを介して打っている時も同様、時々お茶とお菓子の追加を置くぐらいでなるべく音もたてないようにしている。
だってねえ、時々聞こえるんですよ、ぼやく声が。それがもう気の毒で。集中させてあげたいなあ、と。
サバ夫父にとっちゃあ実の息子ですしね、容赦ないわけですよ。コテンパン。コテンパン。パパンからコテンパン。
サバ夫メンタル、谷底に突き落とされまくって原形とどめてなさそうなんですけれどタフだわねえ。
毎週毎週挑んでおりますわ。置き石も少しだけ減ったみたいだけど互先への道は遠い様子。
趣味とはいえ勝負ごと。負けたらかなり悔しいみたいですけど、それがまたバネになるんでしょうねえ。
本を読んだりネットで棋譜を見たり、と楽しげに勉強しておるので仕事にさわらない限りは好きにしてもらっている。
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私はミーハーなのでね！
「『ヒカルの碁』おもしろ！」ぐらいで、あとはかっこいい棋士の皆様の戦いぶりを眺めるだけで満足なのですうふふ。
マイラヴ棋士のおひとり、武宮正樹さま〜。好きです。お慕い申し上げております。
ja.m.wikipedia.org
サインまで頂いて飾ってありますの、ああ素敵。
「あなたは素直な目をしているね、そういう人は伸びるよ。頑張って。」
とまでおっしゃっていただいたのに！血液沸騰しましたわ。
でもねえ。先生は私の脳味噌キャパシティをご存じないから……。
せめてサバ夫を支えてゆきますわ。無能な佐為として！
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サバ夫、終局。検討に入った模様。
……大負けの様子。おお。
ごはん作ってきます。食べさせてやらにゃ。
それではまた。
